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【ブログvol.9】最近のレッスン〈こども編②〉

こんにちは‪!
今回は再びこどものレッスンについて綴っていきたいと思います。
お母さんと一緒にレッスンに入っていた子たちも付き添いなしでレッスンに来てくれることが増えました。
中には「ママ今度から来なくていいから」という子も(笑)
頼もしいですね〜!
みんな保護者の方がいなくなるとよくお話ししてくれます。
お話は楽しいですがほどほどに、初めは緊張したり恥ずかしそうにしていた子もリラックスしてレッスンを受けてくれているようです。

さて、本題に入ります。
今回は実際に使用しているテキストをご紹介しながらレッスン内容について書いていきますね。

ピアノが初めてのお友達は「ぴあのどりーむ」「ピアノひけるよジュニア」という教本を使うことがほとんどです。
真ん中のドから始まり、一つずつ読める音符が増えていきます。
これらを使って音符を読む、楽譜に書いてあることを再現するという基本的なことを身につけていきます。
できるだけドレミのカナはふらずに弾いてもらっています。
そして主に未就学児になりますが、補助的に「ピアノ・アドベンチャー」という教本で、CDに合わせて楽しくピアノを弾いてもらったりします。

しつこいようですがリズムの学習を大事にしていて、こどもは「リズムのほん」を主に使用しています。

カスタネットなどの楽器を使ってリズムを叩いていくのですが、ただ叩くだけで終わらないのがレッスン。
①1・2・3…と拍子を口で言いながら叩く
②足踏みしながら叩く
これらは体内メトロノームを身につける練習です。
人前でピアノを弾くとき、当然メトロノームはありません。
自分がメトロノームの代わりにならなければなりません。
楽しみながらトレーニングしています♪

まだお家にピアノがない子は宿題としてワークをやってもらったりもしています。

そして余裕があるときはいろんな奏法を練習したりします。

棒人間の運動とピアノの奏法を結びつけている、目にも楽しい練習です。

例えば2番
スタッカートの練習なのですが、ホッピングしようなので弾むようなイメージ、どんな風に弾いたらイメージに近くなるかな?
3番がまりをつこうなのですが、まさに柔らかいボールをぽんぽんとつくような動きがいいと思います。
再現してみると…

前半は悪い例、後半は良い例です。
悪い例は手首を動かして弾いていて、これでは全部の音を同じ強さで弾くことが難しくなります。
良い例の方は手首がぶらぶらせず、よくボールが弾みそうですね。
作りたい音のイメージからどんな動きになるか想像する力を身につけていきます。

リズム積み木も私のレッスンではお馴染みのアイテムになりました。
音符の長さを知るのに一役買っています。

こんなにレッスン内容を公開して良いんですか?と思われるかもしれませんが、これらの内容をこどもたちにどう伝えるかが重要なので(それは来ていただかないと伝わらないところ)、おおあみ音楽院を知るきっかけになるならいくらでも書きます。
まだまだ試してみたいことがたくさんあります。
時にはあまり興味を持ってもらえなかったな…この子には刺さらなかったか…ということもあって当然な訳で
大人以上に想像ができないのがこどものレッスンです。
だからこそメキメキ上達したり楽しかった!と言ってもらえると嬉しいですし、この仕事やっててよかったと思います。

みんながどんな風に成長していくか、とても楽しみです!