おおあみ音楽院がプレオープンして1年が経ちました。
何十年と教室を経営していく中で最初の1年、試行錯誤してきましたが、自己採点するなら90点はあげてもいいかなと思います。
今年中に目標にしている生徒数に到達したらあと10点プラスします。
私がどんな教室にしていきたいかはホームページに明記していて、いま通ってくれているみなさん(保護者のみなさん)にはご理解いただいているようで本当に助けられております。
最近は一人ひとりの成長が顕著にみられ、私がやってきたことは間違っていなかったんだと嬉しい気持ちになりました。
しかし保護者の方からすればもっと練習してほしい、もっと真面目にレッスンを受けてほしいと思われることもあるかと思います。
そこで叱るのは簡単ですが、それ以上に「待つ」ことも大事なのではないでしょうか。
子どもの成長には個人差があります。
中には何も言わなくても自分から練習してレッスンの30分間も集中していろんなことを吸収できる子もいます。
でも30分椅子に座っているのが難しい子もいます。
だから私はみんなを同じ天秤にかけるようなことはしません。
SNSでいろんな教室の生徒さんの動画が流れてきたりしますが、一部の子たちを切り取ってアップしているだけなのであれを見て焦る必要もありません。
ただ一つ言えるのは、どんな子もスイッチが入る瞬間があります。
急に自主的に練習し始めたり、急に弾けなかったはずの曲を演奏し始めたり。
その瞬間を待てるかどうかが私たち親に求められていることのような気がします。
そんな子どもの成長の瞬間にたくさん立ち会うことができるピアノ講師は素晴らしい仕事だと、この1年を経て思いました。
子どもの可能性は無限大です。
これからもみなさんの成長の瞬間を楽しみにしています。